2020第5回レッスンリポート
⬜︎2021年1月29日(金)穴吹スポーツセンター
キッズクラス15名,ジュニアクラスには体験生を含めて5名の計20名が活動に参加してくれました。両クラスともにレッスンの合間の時間が一番楽しそうでした。レッスン開始前に早く来た子からラグビーボールをキックしたり,仲間とラグビーごっこを始めたりする光景が見られるようになってきました。このような自由な時間のなかで子ども達は感性を開発しているのでは…と興味深く感じました。ジュニアクラスでもフリーな時間にラグビーボールを使ったトライレースのような競争をしていました。面白い練習だったので「どこかで,教えてもらったの?」と聞くと「今,思いつきました!面白そうだと思って...。」と返ってきました。子ども達の柔らかな発想に驚かされました。そこに仲間・空間・時間がありラグビーボールが転がっていれば自然とプレーが始まっていくのかなと感じさせてもらえる瞬間でした。
キッズクラスは第5回の活動となり,プレーヤーの積み重ねの成果も見られてきました。ちょうど普及から育成段階に入って来たようにも感じます。一方で,プレーレベルの高まりが故の課題も感じられました。1つは安全面です。アリーナ(半面)という限られたスペースで転倒などの課題が見られました。コーンの設置などの対策を試したいと考えています。もう1つが,プレー原則の課題です。最後のタグラグビー(ゲーム)では守りの技術が上がり,ボールキャリアが以前ほど前進できなくなり,「後退」や「行き詰まってのパス」などの課題も見られました。プレー原則における低学年(初級者)のテーマは「一人での前進」なので,1対1などを取り入れながら,迷わず前進することの良さを掴めるように工夫したいと思います。
ジュニアクラスには,3名の体験生が参加してくれました。予めテーマを用意していましたが,体験生が興味をもっているものに出来るだけ対応できるように心がけました。フジィアンドリル(ハンドリング)では,色々なボールの扱いにチャレンジしました。試行錯誤の過程で何も伝えなくても指でボールをコントロールするようになり,このドリルの教材としての魅力を再発見させてもらいました。これまでのハンドリングトレー二ングでは私自身「指を使って」などアドバイスすることが多かったのですが,プレーヤーがトライ&エラーする時間を大切にすることで,自ずとベストなやり方を掴んでいることに気づかせてもらいました。
⬛︎キッズクラス(幼児・小学低学年)18:30~19:15
1.W-UP(ボール鬼ごっこ・ストレッチ)
2.かけっこ(コオーディネーション)
3.タグとりごっこ
4.スパーダーゲーム
5.タグラグビー5分×3セット
⬛︎ジュニアクラス(小学高学年)19:30~20:20
1.マーカーコレクトゲーム
2.ファンクショナルストレッチ
3.フィジアンドリル(ハンドリング)
4.コンタクトの紹介
5.タッチフット
美馬ジュニアラグビーアカデミー 村岡
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