2022第21回レッスンリポート

⬜︎2022年10月7日(金)19:00〜20:00

穴吹スポーツセンター 幼児・小学生17名

今日は脇町RSから6年生プレーヤーが参加してくれて、良いもモデルを示してくれました。MJRAには5年生までしかいないので、とても良い刺激を与えてくれていました。特に上学年の子たちがいつも以上に張り切ってプレーしていたように思います。新しいメニューにもチャレンジしました。練習の回転率などに課題を感じましたが、相手との駆け引きを楽しみ、創造的にプレーする姿が見られました。今回は練習環境づくりにエラーを感じたのでコーチングの振り返りもしておいきたいと思います。

【Good(よかった点)】

①ゲームではプレーヤーが良く動いていた。

②新しい練習メニューを紹介し、その内容をプレーヤーが理解していた。

【Task(課題)】

①待ち時間が発生したことで、練習の回転率が下がり、プレーヤーの集中力を欠く場面があった。(プレーヤーが飽きないように練習を変化させる必要がある)

②提示の仕方(デモンストレーションや質問を通じて説明を効果的にする必要がある)

【Next(次回に向けて)】

練習の目的や意図を簡潔に伝え、人数が多い時のスキルメニューは待ち時間が少なくなるように、グループ分けや練習内容を工夫する。


練習を効果的にプランニングする方法として JRFUでは【PRICELESモデル】が示されています。プレーヤーセンタードコーチングを実現するために重要なフレームであることを改めて実感しました。今後もフィードバックの指標にしたいと思います。

●PRACTICE(練習):練習においてプレーする機会が多くあるとプレーヤーはより良く学ぶ。コーチからの説明を聞いているだけではプレーヤーの成長はわずかです。練習の回転率を意識し、できるだけ試合形式で練習する機会を提供する。

●INVOLVE(関与):プレーヤーが学習に関与し、コーチや他のプレーヤーとのやりとりを通して、自分のアイデアが表現できる環境、自分もチームの意思決定に参加できる状況がある。

●CLIMATE(雰囲気):ミスが学習において必要不可欠なものであると見なされ、支援的で脅迫的でない雰囲気においてプレーヤーはより良く学ぶ。トライ&エラーできる環境。

●EXPERIENCE(経験):コーチはプレーヤーが持っているスキル、知識、経験を元に練習を進めればプレーヤーはより良く学ぶ。

●LEARNER-CENTRED(学習者中心):他者やコーチのペースではなく、プレーヤー自身のペース、プレーヤー自身の方法で練習が行われるとプレーヤーはより良く学ぶ。

★ENJOYABLE(楽しい):楽しんでいるときにプレーヤーはより良く学ぶ。自分で判断できる楽しみ、トライ&エラーできる楽しみ、純粋にゲーム性のある練習など勝敗を競い合うことで没頭する楽しみなど。特に育成年代のコーチに期待されることは「プレーヤーが次の練習にまたやってくること、そして、前回の練習でとても楽しかったラグビーという競技をもう一度やろうと友達を連れてくること」であることを忘れてはいけない。

★SELF-REFLECTION(内省):自分の現行の行動をよく考え、反省することを促進されるとプレーヤーはより良く学ぶ。ミスが起きてもプレーヤー自身で反省する機会があると前向きに課題改善に取り組む。プレーヤーが何かうまくいってなくてもすぐに解決策を与えず、プレーヤーに自分自身で解決策を見つけ出すように促し、そのための手助けをする。それこそが、真の指導であり、真の学習である。

●SUCCESS(成功):何らかの成功を収め、自己肯定感が高められるとプレーヤーはより良く学ぶ。練習は成功6割、失敗4割のレベルが最適とされている。プレーヤーが何かうまくできたら必ずほめるようにする。

1 ストーンフリー

2 ボディーコーディネーション(加速と停止、姿勢、切り返し)

3 1対1(サイドゴール:横→縦)

4 6対6


MIMA JUNIOR RUGBY ACADEMY

普及育成の場です。学校やチームの枠を越えた仲間・空間・時間のなかでラグビーを楽しく学ぶ場づくりを目指しています。JRFU有資格者を配置し,プレーヤーの安全を第一に発達段階に応じて個の成長をサポートします。プレーヤーの「ラグビーをやってみたい,続けたい」という内発的モチベーションを大切にラグビーの特性を活かしたコオーディネーション能力の開発やプレー原則の理解,リスペクトの心を育みます。

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